今回は「vague」と「ambiguous」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「vague」の意味と使い方
「vague」は、「あいまいな」「はっきりしない」という意味の形容詞です。情報や記憶、説明などが不明確で具体性に欠けるときに使われます。話し手が詳細を知らなかったり、意図的にぼかした表現を使っているときにも用いられます。
「vague」を使った例文をみてみましょう。
- He gave a vague answer to the question.
彼はその質問に対してあいまいな答えをしました。 - I have a vague memory of that day.
その日のことはぼんやりと覚えています。 - The instructions were too vague to understand.
その説明書はあいまいすぎて理解できませんでした。
「ambiguous」の意味と使い方
「ambiguous」も「あいまいな」「どちらとも取れる」という意味の形容詞ですが、特に「複数の意味に取れる」「解釈が分かれる」ような場合に使われます。言葉や表現がはっきりせず、聞き手や読み手によって異なる意味に理解されるような場面で使われます。
「ambiguous」を使った例文をみてみましょう。
- Her statement was ambiguous and confusing.
彼女の発言はあいまいで混乱を招きました。 - The ending of the movie was ambiguous.
その映画の結末は解釈が分かれるものでした。 - This phrase is ambiguous in English.
この表現は英語では曖昧な意味を持ちます。
「vague」と「ambiguous」の違いとは
「vague」と「ambiguous」の違いについてみていきましょう。
「vague」は、情報が漠然としていて具体性に欠けることを意味します。話し手自身がはっきりわかっていない、または説明が不十分なときに使われる傾向があります。
一方、「ambiguous」は、一つの表現に複数の解釈ができるときに使います。意図的に曖昧な表現をする場合や、誤解を生むような言い回しに使われます。
簡単に言えば、「vague」は「ぼんやりしている」、「ambiguous」は「意味が二つ以上に取れる」という違いがあります。
まとめ
今回は「vague」と「ambiguous」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「vague」は情報が不明確な状態を表し、「ambiguous」は一つの表現が複数の意味に解釈される状態を表します。どちらも「あいまい」を意味しますが、ニュアンスや使いどころが異なるため、状況に応じて使い分けることが重要です。