今回は「regain」と「recover」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「regain」の意味と使い方
「regain」は、「失ったものを取り戻す」という意味の動詞です。自分のもとから一度離れたもの(健康・意識・地位・信頼など)を再び手に入れるときに使われます。意図的な努力や行動によって「再び得る」ニュアンスがあります。
「regain」を使った例文をみてみましょう。
- He worked hard to regain his strength after the surgery.
彼は手術の後、体力を取り戻すために一生懸命努力しました。 - She tried to regain his trust.
彼女は彼の信頼を取り戻そうとしました。 - The team regained the lead in the second half.
チームは後半にリードを取り戻しました。
「recover」の意味と使い方
「recover」は、「回復する」「取り戻す」といった意味の動詞です。健康や意識、経済状態などが「元の状態に戻る」というニュアンスで使われます。「regain」よりも広く使われ、自然に回復していく過程を表すことが多いです。
「recover」を使った例文をみてみましょう。
- She is recovering from a cold.
彼女は風邪から回復しています。 - The economy is slowly recovering.
経済はゆっくりと回復しています。 - He recovered consciousness after a few minutes.
彼は数分後に意識を取り戻しました。
「regain」と「recover」の違いとは
「regain」と「recover」の違いについてみていきましょう。
「recover」は、病気や事故などから自然に「回復する」ときに使われることが多く、プロセスに重点があります。自動詞として使われることも多く、主に状態が「元に戻る」ことを表します。
一方、「regain」は、一度失ったものを「再び得る・取り戻す」ことに重点があります。目的語を伴って使われることが多く、回復よりも「取り返す」という積極的な意味合いが強いです。
まとめ
今回は「regain」と「recover」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「recover」は状態が自然に元に戻ることを表す一方、「regain」は意図的・積極的に何かを再び手に入れることを意味します。どちらも「元に戻る」ことに関係する動詞ですが、ニュアンスの違いに注意して使い分けることが大切です。