今回は「distraught」と「upset」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「upset」の意味と使い方
「upset」は、「動揺している」「気分が悪い」という意味の形容詞です。悲しみ・怒り・失望などによって心が乱れている状態を表します。日常会話でよく使われるカジュアルな表現です。
「upset」を使った例文をみてみましょう。
- She was upset about the test results.
彼女はテストの結果に動揺していました。 - He got upset when he lost his keys.
彼は鍵をなくしてイライラしていました。 - I didn’t mean to upset you.
あなたを怒らせるつもりはなかったんです。
「distraught」の意味と使い方
「distraught」は、「ひどく取り乱している」「錯乱状態の」という意味の形容詞です。強いショックや不安、悲しみによって冷静さを完全に失った状態を表します。より深刻な感情の乱れを示すフォーマルな語です。
「distraught」を使った例文をみてみましょう。
- She was distraught after hearing the bad news.
悪い知らせを聞いて、彼女はひどく取り乱していました。 - The distraught parents searched for their missing child.
取り乱した両親は行方不明の子供を探しました。 - He looked distraught and couldn’t speak clearly.
彼は取り乱していて、はっきりと話すことができませんでした。
「distraught」と「upset」の違いとは
「upset」は、軽度から中程度の感情的な動揺を表す一般的な言葉です。日常的なストレスやイライラ、悲しみなどに対して広く使えます。
一方、「distraught」は、精神的に大きな衝撃や不安、悲しみによって「ひどく混乱した」「正気を失いかけている」ほどの状態を指します。感情の深刻度が高く、より強いニュアンスがあります。
まとめ
今回は「distraught」と「upset」の意味や使い方の違いについて解説しました。「upset」は日常的な動揺やストレスを表すカジュアルな語であり、「distraught」は深刻で極度の感情の乱れを示すフォーマルな語です。状況の深刻さに応じて適切に使い分けましょう。