今回は「cut」と「trim」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「cut」の意味と使い方
「cut」は、「切る」という意味の動詞で、非常に幅広く使われる一般的な表現です。紙や髪、食材などを切る動作のほか、予算や時間を「削減する」という意味でもよく使われます。ざっくりと切るイメージが強く、細かい調整というよりも、「分ける」「切り離す」といったニュアンスがあります。
「cut」を使った例文をみてみましょう。
- He cut the rope with a knife.
彼はナイフでロープを切りました。 - I’m going to cut my hair today.
今日は髪を切る予定です。 - They decided to cut the budget by 20%.
彼らは予算を20%削減することに決めました。
「trim」の意味と使い方
「trim」は、「整える」「刈りそろえる」「少しだけ切る」といった意味の動詞です。何かを綺麗にしたり、形を整えるために少しだけ切るようなときに使われます。髪や木の枝、ひげ、衣類のほつれなど、見た目を整える場面でよく使われます。
「trim」を使った例文をみてみましょう。
- She trimmed her bangs.
彼女は前髪を整えました。 - I need to trim the bushes in the yard.
庭の茂みを整える必要があります。 - The tailor trimmed the edges of the fabric.
仕立て屋は布の端を整えました。
「cut」と「trim」の違いとは
「cut」と「trim」はどちらも「切る」ことを表しますが、その目的やニュアンスには明確な違いがあります。
「cut」は、大胆に何かを分けたり、取り除いたりする行為に使われ、切る量が多い場合や、ざっくりと切る場面によく合います。対象も広く、抽象的な「コスト」や「時間」などにも使えます。
一方、「trim」は、少しだけ切って見た目を整える、または形を整えるといったニュアンスがあります。細やかで丁寧な作業に向いており、「お手入れ」や「メンテナンス」のイメージがあります。
まとめ
今回は「cut」と「trim」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「cut」は大胆に切る・分ける行為に使われ、「trim」は少しだけ整えるように切る場面に適しています。日常の中でもよく使われる言葉なので、使い分けをマスターすると、英語表現がぐっと自然になります。