今回は「bandwidth」と「throughput」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「bandwidth」の意味と使い方
「bandwidth」は、「帯域幅」という意味の名詞で、通信においてデータを転送できる最大容量を指します。つまり、「どれだけの量のデータを送ることが可能か」という理論上の最大値です。
ネットワークやコンピュータ関連の文脈でよく使われる専門用語です。
「bandwidth」を使った例文をみてみましょう。
- This video requires a lot of bandwidth to stream smoothly.
この動画をスムーズに再生するには多くの帯域幅が必要です。 - Our internet plan offers 100 Mbps of bandwidth.
私たちのインターネットプランは100Mbpsの帯域幅を提供しています。 - The server doesn’t have enough bandwidth for so many users.
サーバーは多くのユーザーに対応する十分な帯域幅がありません。
「throughput」の意味と使い方
「throughput」は、「スループット」「実効速度」という意味の名詞で、実際にネットワークを通じて転送されたデータ量を表します。理論値ではなく、「実際に処理されたデータ量(単位時間あたり)」を示す現実的な指標です。
ネットワークやシステム性能の測定でよく使用されます。
「throughput」を使った例文をみてみましょう。
- The network’s throughput is lower during peak hours.
ネットワークのスループットは混雑時に低下します。 - We measured a throughput of 75 Mbps during the test.
テスト中に75Mbpsのスループットを測定しました。 - High throughput is essential for streaming high-resolution videos.
高解像度の動画を配信するには高いスループットが不可欠です。
「bandwidth」と「throughput」の違いとは
「bandwidth」と「throughput」の違いについてみていきましょう。
「bandwidth」は、理論的な最大転送容量を示します。一方、「throughput」は、実際に達成される転送速度です。つまり、「bandwidth」はポテンシャル(可能性)、「throughput」は現実のパフォーマンスを表しています。
例えるなら、帯域幅(bandwidth)は道路の幅、スループット(throughput)はその道路を実際に通行できた車の数、と考えると理解しやすいです。
まとめ
今回は「bandwidth」と「throughput」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「bandwidth」は理論上のデータ転送能力、「throughput」は実際に転送されたデータ量です。ネットワークのパフォーマンスを正確に評価するには、両方の概念を理解して使い分けることが重要です。