今回は「vexed」と「irate」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「vexed」の意味と使い方
「vexed」は、「いらいらした」「悩まされている」という意味の形容詞です。何かが繰り返し起きたり、やっかいで困った状況に置かれたりするときの不快な気持ちを表します。やや丁寧で控えめな表現として使われることが多いです。
「vexed」を使った例文をみてみましょう。
- She looked vexed by his repeated questions.
彼女は彼の繰り返される質問にいらいらしているようでした。 - This is a vexed issue in politics.
これは政治におけるやっかいな問題です。 - He was vexed at being kept waiting.
彼は待たされて腹を立てていました。
「irate」の意味と使い方
「irate」は、「激怒した」「ひどく怒っている」という意味の形容詞です。非常に強い怒りを感じている状態を表すフォーマルな語で、特に怒りがはっきりと表に出ているときに使われます。
「irate」を使った例文をみてみましょう。
- An irate customer demanded a refund.
激怒した客が返金を要求しました。 - He wrote an irate letter to the company.
彼はその会社に激怒した手紙を書きました。 - The manager received several irate phone calls.
そのマネージャーは何本もの怒りの電話を受け取りました。
「vexed」と「irate」の違いとは
「vexed」と「irate」の違いについて見てみましょう。
「vexed」は、軽度から中程度の「いら立ち」や「困惑」を表し、感情が内面的だったり、控えめに表現されることが多いです。また、問題や議題に対して「厄介な」「扱いにくい」という意味で使われることもあります。
一方、「irate」は、強くはっきりとした怒りを意味し、相手に対して怒っている感情が外に出ているときに使われます。怒りの度合いが強く、感情の爆発を伴うイメージです。
まとめ
今回は「vexed」と「irate」の意味や使い方の違いについて解説しました。「vexed」は、やや控えめないら立ちや悩みを表す表現であり、「irate」は強い怒りや憤りを表すフォーマルで力強い言葉です。感情の強さや場面のトーンに応じて、適切に使い分けることが大切です。