今回は「wait」と「tarry」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「wait」の意味と使い方
「wait」は、「待つ」という意味の基本的な動詞です。日常会話でも頻繁に使われ、誰かや何かを一定の時間そのままにしておく、または行動を控えることを表します。
「wait」を使った例文をみてみましょう。
- Please wait here for a moment.
ここで少しお待ちください。 - I’m waiting for the bus.
バスを待っています。 - She waited until he came back.
彼が戻るまで彼女は待っていました。
「tarry」の意味と使い方
「tarry」は、「とどまる」「ぐずぐずする」という意味のやや古風な動詞です。現代英語ではあまり使われませんが、文学や詩的な表現、宗教的な文脈では見かけることがあります。「wait」と似ていますが、特に長く滞在する・立ち去るのを遅らせるようなニュアンスがあります。
「tarry」を使った例文をみてみましょう。
- Do not tarry on the road at night.
夜道ではぐずぐずしないように。 - He tarried at the inn before continuing his journey.
彼は旅を続ける前にその宿にしばらく滞在しました。 - Tarry here while I prepare everything.
私が準備する間、ここでしばらく待っていてください。
「wait」と「tarry」の違いとは
「wait」は、現代英語で広く使われるカジュアルで中立的な表現です。時間の経過を受け入れて誰かを待つ、何かを待つというシンプルな行動を指します。
一方、「tarry」は、やや詩的・古風な響きがあり、立ち去らずにとどまる・用事を済ませずに遅れるような意味合いを持っています。フォーマルな文や文学的な文章で登場することが多く、現代の会話ではあまり一般的ではありません。
まとめ
今回は「wait」と「tarry」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「wait」は日常的で広く使われる表現であるのに対し、「tarry」は古風で文学的な表現として使われます。どちらも「待つ」という行為を表しますが、使う場面や文体に応じて選ぶことが大切です。