今回は「vocation」と「calling」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「vocation」の意味と使い方
「vocation」は、「天職」「使命」という意味の名詞です。単なる仕事(job)以上の、自分の人生をかけて取り組むべき専門的な職業や、特定の役割に対する強い適性を指します。もともとは神から与えられた使命(召命)という宗教的な背景を持つ言葉ですが、現代では「自分にぴったりの仕事」というニュアンスで広く使われます。
「vocation」を使った例文をみてみましょう。
- She found her true vocation in nursing.
彼女は看護の中に自分の真の天職を見つけました。 - He has a strong sense of vocation as a teacher.
彼は教師として強い使命感を持っています。 - Vocational schools provide practical skills for specific careers.
職業訓練校は特定のキャリアのための実践的なスキルを提供します。
「calling」の意味と使い方
「calling」は、「天職」「神の呼びかけ」という意味の名詞です。「call(呼ぶ)」の名詞形で、何かに強く呼ばれているような内面的な衝動や、運命的な導きを感じる活動や職業を指します。「vocation」と非常に近い意味を持ちますが、より精神的・内発的な動機に焦点が当たることが多いです。
「calling」を使った例文をみてみましょう。
- He felt a calling to become a priest.
彼は司祭になるという神の呼びかけ(天職)を感じました。 - I believe art is my calling.
私は芸術こそが自分の天職だと信じています。 - She followed her inner calling to help others.
彼女は人を助けたいという内なる呼びかけに従いました。
「vocation」と「calling」の違いとは
「vocation」と「calling」の違いについてみていきましょう。
「vocation」は、ラテン語の「vocare(呼ぶ)」を語源とし、自分に適した職業や役割として社会的に確立された道(キャリアとしての側面)も含んで使われます。「職業訓練(vocational training)」という言葉があるように、実務的なスキルや専門性と結びつくこともあります。
一方、「calling」は、「内なる声に呼ばれる」という感覚が強く、職業という枠組みを超えた人生の目的や使命感を強調します。必ずしも収入を得る仕事とは限らず、ボランティアや創作活動など、魂が求める活動全般に使われることがあります。
簡単に言えば、「vocation」は「天職としての職業・キャリア」のニュアンスが強く、「calling」は「魂が求める使命・生きがい」のニュアンスが強いと言えます。
まとめ
今回は「vocation」と「calling」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「vocation」は適性や職業的な天職を、「calling」は内的な衝動や運命的な使命を指します。どちらも情熱を持って取り組む活動を表す美しい言葉ですので、文脈に合わせて使い分けてみてください。