今回は「vary」と「fluctuate」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「vary」の意味と使い方
「vary」は、「変わる」「異なる」「多様である」という意味の動詞です。何かが一つの基準に固定されておらず、状況や条件によって違いがあることを表します。程度・種類・状況などが変化する場合に広く使われます。
「vary」を使った例文をみてみましょう。
- The prices vary depending on the season.
季節によって価格は異なります。 - Tastes vary from person to person.
好みは人それぞれ異なります。 - The results may vary each time.
結果は毎回異なる可能性があります。
「fluctuate」の意味と使い方
「fluctuate」は、「（上下に）変動する」という意味の動詞です。特に数値やレベル、価格などが一定ではなく、上下に揺れ動くように変化する様子を表します。経済や温度、気分など、測定可能な変化に使われることが多いです。
「fluctuate」を使った例文をみてみましょう。
- Oil prices fluctuate every day.
原油価格は毎日変動します。 - Her mood fluctuates throughout the day.
彼女の気分は一日の中で変動します。 - The temperature fluctuated wildly last week.
先週は気温が大きく変動しました。
「vary」と「fluctuate」の違いとは
「vary」と「fluctuate」の違いについてみていきましょう。
「vary」は、何かに違いがある、または一定ではないという幅広い意味で使われます。上下の動きに限定されず、「異なる」「多様である」というニュアンスを含んでいます。数値だけでなく、性格、意見、状況など多様な対象に使える柔軟な表現です。
一方、「fluctuate」は、特に数値や状態が「上下に」動く、波のような変動を示す場合に使われます。より限定的で、動きの方向性（上がったり下がったり）に注目した表現です。
まとめ
今回は「vary」と「fluctuate」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「vary」は「異なる」「多様である」という広い意味を持ち、様々な文脈で使える一方、「fluctuate」は「上下に変動する」といった特定の種類の変化を表す言葉です。どちらも変化を表す動詞ですが、使い方には違いがあるので、文脈に応じて正しく使い分けましょう。