今回は「vary」と「diverge」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「vary」の意味と使い方
「vary」は、「異なる」「変わる」「変化する」という意味を持つ動詞です。何かが一定ではなく、状況や条件によって違いがあることを表す際に使われます。日常会話からビジネスや学術的な文脈まで幅広く使用されます。
「vary」を使った例文をみてみましょう。
- The prices vary depending on the season.
価格は季節によって異なります。 - Opinions vary on this issue.
この問題について意見はさまざまです。 - The results may vary from person to person.
結果は人によって異なる場合があります。
「diverge」の意味と使い方
「diverge」は、「分岐する」「分かれる」「逸れる」という意味の動詞です。主に道や線が別々の方向に分かれること、あるいは意見や考えが異なり始めることを示す時に使います。「vary」よりもフォーマルかつ限定的な場面で使用されることが多いです。
「diverge」を使った例文をみてみましょう。
- The two roads diverge at the top of the hill.
その2本の道は丘の上で分かれます。 - The interests of the two countries began to diverge.
両国の利害は次第に食い違い始めました。 - Our paths diverged after college.
大学卒業後、私たちの道は分かれました。
「vary」と「diverge」の違いとは
「vary」と「diverge」の違いについてみていきましょう。
「vary」は、何かが一様ではなく、多様性や変動があることを示す言葉です。対象は広く、価格、意見、状況、人など、あらゆるものの「変化」や「違い」を表現することができます。
一方、「diverge」は、もともと一つだったものが別々の方向に分かれていくというニュアンスが強く、「分かれる」「逸れていく」という意味合いが中心です。特に、道、意見、方向性などが「枝分かれする」イメージです。
まとめ
今回は「vary」と「diverge」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「vary」は「変化する・さまざまである」といった意味で日常的に使われる一方、「diverge」は「分岐する・意見が分かれる」といった、より限定的かつフォーマルな文脈で使われます。どちらも「違い」や「変化」を表しますが、使う場面によって適切な単語を選ぶことが大切です。