今回は「value」と「worth」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「value」の意味と使い方
「value」は、「価値」「評価」「重要性」などを表す名詞、または「重んじる」「評価する」という意味の動詞としても使われます。物の金銭的な価値だけでなく、道徳的・感情的・実用的な価値を表す場合にも使われ、幅広い文脈で使われる語です。
「value」を使った例文をみてみましょう。
- This painting has great historical value.
この絵には大きな歴史的価値があります。 - She values honesty above all.
彼女は何よりも誠実さを重んじています。 - The value of the dollar is decreasing.
ドルの価値が下がっています。
「worth」の意味と使い方
「worth」は、「価値がある」「~の値打ちがある」という意味で使われる形容詞、または名詞としても使われる語です。何かの値段や見返りとして、それに見合うかどうかを判断する場面でよく使われます。「be worth ~」という形で使われるのが一般的です。
「worth」を使った例文をみてみましょう。
- This book is worth reading.
この本は読む価値があります。 - The ring is worth $500.
その指輪は500ドルの価値があります。 - It’s not worth the effort.
それはその努力に見合う価値がありません。
「value」と「worth」の違いとは
「value」と「worth」の違いについてみていきましょう。
「value」は、名詞や動詞として使われ、物や行動、考え方の「価値」や「評価される度合い」を広く表現します。金銭的価値だけでなく、感情的・倫理的な価値を含む、多面的な評価を示します。
一方、「worth」は、形容詞的な役割で「~の価値がある」と表現する際に使われ、対象が何かと比べてどれほどの価値や見返りがあるかを判断するときに使われます。「value」が評価そのものを指すのに対し、「worth」はその評価に基づく「見合う度合い」を表現するニュアンスがあります。
まとめ
今回は「value」と「worth」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「value」は物や行為が持つ評価や価値を指す一方、「worth」はそれがどれほどの価値に「見合うか」を判断する語です。どちらも似たような文脈で使われますが、微妙なニュアンスの違いを理解して使い分けることが重要です。