今回は「unyielding」と「inexorable」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「unyielding」の意味と使い方
「unyielding」は、「屈しない」「断固とした」という意味の形容詞です。人の意志や態度が固く、圧力や困難に屈しない様子を表します。また、物理的に「硬い」「曲がらない」という意味でも使われることがあります。
「unyielding」を使った例文をみてみましょう。
- She remained unyielding in her beliefs.
彼女は自分の信念を決して曲げませんでした。 - The unyielding material was hard to bend.
その硬い素材は曲げるのが難しかったです。 - He faced the criticism with unyielding determination.
彼は批判に対して断固とした決意で向き合いました。
「inexorable」の意味と使い方
「inexorable」は、「止められない」「容赦のない」という意味の形容詞です。主に、状況や出来事が避けられない、または誰にも止められないような進行を表すときに使われます。人に使うこともありますが、やや文学的・フォーマルな語感を持ちます。
「inexorable」を使った例文をみてみましょう。
- The inexorable advance of time cannot be stopped.
時の止められない進行は誰にも止められません。 - They faced the inexorable decline of the industry.
彼らは産業の容赦ない衰退に直面しました。 - Her inexorable refusal surprised everyone.
彼女の断固として変わらない拒否に皆が驚きました。
「unyielding」と「inexorable」の違いとは
「unyielding」と「inexorable」の違いについてみていきましょう。
「unyielding」は、人の意志・性格や物の性質などが「頑固」「曲げられない」という意味で使われます。主に人間の強さや信念、物の硬さを表すときに用いられる比較的口語的な表現です。
一方、「inexorable」は、主に時間、運命、流れなどの「避けがたい進行」や「容赦なさ」を表現するために使われます。ややフォーマルで文学的な印象を持ち、抽象的な対象によく用いられます。
まとめ
今回は「unyielding」と「inexorable」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「unyielding」は意志や物質の「曲がらなさ」「屈しない強さ」を示すカジュアルな語であるのに対し、「inexorable」は「止められない進行」や「容赦なさ」を表すフォーマルで抽象的な語です。文脈やニュアンスを見極めて使い分けましょう。