今回は「undergo」と「endure」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「undergo」の意味と使い方
「undergo」は、「経験する」「受ける」という意味の動詞です。特に、変化・治療・試練など、自分の意思とは関係なく何かを「受け入れて通過する」ような意味合いで使われます。ややフォーマルな語です。
「undergo」を使った例文をみてみましょう。
- He had to undergo surgery last year.
彼は昨年、手術を受けなければなりませんでした。 - The company is undergoing major changes.
その会社は大きな変革の最中です。 - She underwent training before starting the job.
彼女はその仕事を始める前に研修を受けました。
「endure」の意味と使い方
「endure」は、「耐える」「我慢する」という意味の動詞です。困難や痛み、嫌な状況などを、長い間耐えるというニュアンスがあります。精神的な忍耐を強調する場合によく使われます。
「endure」を使った例文をみてみましょう。
- They had to endure harsh weather conditions.
彼らは過酷な天候に耐えなければなりませんでした。 - She endured years of hardship.
彼女は何年もの苦難に耐えてきました。 - I can’t endure this pain any longer.
もうこの痛みには耐えられません。
「undergo」と「endure」の違いとは
「undergo」と「endure」の違いについてみていきましょう。
「undergo」は、自分が積極的に選んだかどうかにかかわらず、何かプロセスや出来事を「経験する」「通過する」ことを表します。手術・変化・試練など、外的な出来事を冷静に述べるときによく使われます。
一方、「endure」は、感情や苦しみ、ストレスなど、内面的または精神的な「耐える力」に焦点があります。つらい状況をぐっと我慢して耐え続ける、という強い意味合いがあります。
まとめ
今回は「undergo」と「endure」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「undergo」はプロセスや出来事を受けて経験するという意味でやや客観的、一方で「endure」は苦痛や困難を主観的に「耐える」ことを表す感情的な語です。使い分けることで、より正確で自然な英語表現ができます。