今回は「thicken」と「solidify」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「thicken」の意味と使い方
「thicken」は、「濃くする」「とろみをつける」「厚くする」といった意味の動詞です。液体が粘度を増したり、視界や霧が濃くなるような状況でも使われます。物質が完全に固まるわけではなく、「ドロッとする」「濃くなる」ことを表します。
「thicken」を使った例文をみてみましょう。
- You can thicken the sauce by simmering it longer.
ソースは長く煮込むことでとろみがつきます。 - The fog began to thicken.
霧が濃くなり始めました。 - Stir the soup until it thickens.
スープがとろみを帯びるまでかき混ぜてください。
「solidify」の意味と使い方
「solidify」は、「固まる」「固める」「強固にする」という意味の動詞です。液体や柔らかい物質が完全に固体になる過程を指すときや、抽象的に考えや関係などを「確固たるものにする」という意味でも使われます。より「完全に固くなる」ことにフォーカスしています。
「solidify」を使った例文をみてみましょう。
- The lava solidified as it cooled.
溶岩は冷えると固まりました。 - Let the jelly sit in the fridge to solidify.
ゼリーを冷蔵庫に置いて固めましょう。 - This experience helped solidify their friendship.
この経験によって彼らの友情が強まりました。
「thicken」と「solidify」の違いとは
「thicken」と「solidify」の違いについてみていきましょう。
「thicken」は、液体がとろみを持ったり濃くなったりする「半固体状態」になることを意味します。料理や天候など、変化の途中や柔らかい状態を保った変化に使われます。
一方、「solidify」は、液体が完全に固体になることや、抽象的に物事を強化・確定させる意味で使われる、よりフォーマルで変化が完了したことを表す言葉です。
まとめ
今回は「thicken」と「solidify」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「thicken」はとろみや濃さが増す状態を表し、「solidify」は完全に固まる、または関係や考えが強固になることを指します。それぞれの変化の「段階」と「程度」に注目して、適切に使い分けましょう。