今回は「story」と「narrative」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「story」の意味と使い方
「story」は、「物語」「話」といった意味を持つ名詞です。会話の中で非常によく使われ、フィクション・ノンフィクションにかかわらず、出来事の流れや誰かの経験を伝えるために用いられます。カジュアルで親しみやすい表現です。
「story」を使った例文をみてみましょう。
- She told me a funny story about her childhood.
彼女は子供時代の面白い話をしてくれました。 - This book is a love story set in Paris.
この本はパリを舞台にした恋愛物語です。 - He shared his life story with the students.
彼は生徒たちに自分の人生の物語を語りました。
「narrative」の意味と使い方
「narrative」は、「物語」「語り」「叙述」といった意味の名詞で、ややフォーマルな表現です。出来事の流れを一貫して語る構造や方法そのものを指すこともあり、文学・歴史・報道などの文脈でよく使われます。また、語る視点や構成にも焦点を当てる言葉です。
「narrative」を使った例文をみてみましょう。
- The novel has a complex narrative structure.
その小説は複雑な物語構成を持っています。 - The documentary presents a powerful narrative of survival.
そのドキュメンタリーは力強い生存の物語を描いています。 - Each culture has its own historical narrative.
それぞれの文化には独自の歴史的な語りがあります。
「story」と「narrative」の違いとは
「story」と「narrative」の違いについてみていきましょう。
「story」は、個人の体験談や創作の物語など、具体的な「話の内容」に焦点を当てた言葉です。カジュアルで、会話や日常的な文脈で使われることが多いです。
一方、「narrative」は、物語をどのように構成・展開するかという「語り方」や「視点」に注目した表現です。アカデミックや文学的な文脈でよく登場し、ややフォーマルで抽象度の高い語です。
まとめ
今回は「story」と「narrative」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「story」は日常会話でよく使われる具体的な「話」を指すカジュアルな表現であるのに対し、「narrative」は話の構成や語り方に注目したフォーマルな表現です。用途や文脈に応じて、適切に使い分けることが大切です。