今回は「snob」と「toff」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「snob」の意味と使い方
「snob」は、「気取り屋」「上流階級ぶる人」「他人を見下す人」という意味の名詞です。自分が他人よりも優れていると考え、学歴・地位・趣味などで人を判断するような人物を表します。英米どちらの英語でも使われます。
「snob」を使った例文をみてみましょう。
- He’s such a snob about wine.
彼はワインに関してすごい気取り屋です。 - Don’t be a snob — everyone has different tastes.
気取らないで、人それぞれ好みは違うんだから。 - She acts like a total snob at art galleries.
彼女は美術館では完全に気取っています。
「toff」の意味と使い方
「toff」は、イギリス英語特有の口語表現で、「上流階級の人」や「金持ちの気取った人」を指す名詞です。ユーモラスまたはやや皮肉を込めた意味で使われることが多く、格式ばった人物やお金持ちに対する風刺的な言葉です。
「toff」を使った例文をみてみましょう。
- He talks like a proper toff, with that accent.
あの口調ではまるで本物の上流階級の人みたいだね。 - The party was full of toffs in tuxedos.
パーティーにはタキシード姿の上流階級がたくさんいました。 - They think he’s just another posh toff from London.
彼らは彼をロンドン出身の典型的なお坊ちゃんだと思っています。
「snob」と「toff」の違いとは
「snob」と「toff」はどちらも「上流意識」や「気取った態度」に関係していますが、意味と使い方に違いがあります。
「snob」は、実際の身分にかかわらず「自分を他人より優れていると考え、他人を見下す人」を指します。批判的なニュアンスが強く、態度や考え方に注目しています。
一方、「toff」は、実際に上流階級に属する(またはそのように見える)人を皮肉やジョークを交えて表現する言葉です。イギリス英語で主に使われ、階級や身なり、話し方などが特徴とされます。
まとめ
今回は「snob」と「toff」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「snob」は他人を見下すような態度をとる人を指し、国を問わず広く使われます。一方、「toff」はイギリス英語特有の表現で、上流階級の人をからかうニュアンスが含まれています。似たような印象を与える語ですが、文脈と対象によって適切に使い分けることが大切です。