今回は「sling」と「cast」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「sling」の意味と使い方
「sling」は、主に怪我をした腕や肩を支えるために使う「つり包帯」や「腕帯」のことを指す名詞です。また、動詞としては「投げる」「吊るす」といった意味もありますが、今回は医療用の意味に焦点を当てます。軽いけがや骨折の際に、腕を吊って安静に保つために使われます。
「sling」を使った例文をみてみましょう。
- He wore a sling after injuring his shoulder.
彼は肩を痛めた後、腕を吊るためのスリングをしていました。 - The nurse helped her put her arm in a sling.
看護師が彼女の腕をスリングに入れるのを手伝いました。 - She kept her arm in a sling for a week.
彼女は1週間腕をスリングで吊っていました。
「cast」の意味と使い方
「cast」は、骨折した部分を固定するために使う「ギプス」を指す名詞です。医療の場面では、動かないようにしっかりと固定するために使われる固い素材の包帯です。動かすと悪化する怪我や、長期的な固定が必要な場合に用いられます。
「cast」を使った例文をみてみましょう。
- She broke her leg and had to wear a cast for six weeks.
彼女は足を骨折して、6週間ギプスを着けていました。 - The doctor put a cast on his broken arm.
医者は彼の折れた腕にギプスを装着しました。 - He signed his friend’s cast.
彼は友達のギプスにサインしました。
「sling」と「cast」の違いとは
「sling」と「cast」の違いについてみていきましょう。
「sling」は、主に腕や肩のけがに使用される布製の支持具で、負傷した部分を吊って安静にするための軽いサポートです。骨折でない軽傷や、ギプスを外した後の回復期などにも使われます。
一方、「cast」は、しっかりと骨を固定するために使う硬い素材の医療器具で、骨折など深刻なけがに使用されます。スリングよりも重く、固定力が高いのが特徴です。
まとめ
今回は「sling」と「cast」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「sling」は腕や肩を支える軽いサポート、「cast」は骨折などを固定するためのしっかりとしたギプスです。けがの種類や重症度によって使い分けることが大切です。