今回は「sheriff」と「marshal」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「sheriff」の意味と使い方
「sheriff」は、アメリカの郡(county)レベルで選出される法執行官を指す名詞です。一般的に、刑務所の管理や地域のパトロール、裁判所への出廷命令の執行など、幅広い法的な業務を行います。
地方自治体で選挙によって選ばれることが多く、特に田舎や郊外の法執行において重要な役割を果たします。
「sheriff」を使った例文をみてみましょう。
- The sheriff arrested the suspect last night.
保安官は昨夜容疑者を逮捕しました。 - She works as a deputy sheriff in Texas.
彼女はテキサス州で副保安官として働いています。 - The sheriff’s office is responsible for law enforcement in the county.
保安官事務所は郡内の法執行を担当しています。
「marshal」の意味と使い方
「marshal」には複数の意味がありますが、ここでは法執行に関連する「連邦保安官(U.S. Marshal)」としての意味を中心に紹介します。「marshal」はアメリカ連邦政府に属する法執行官で、裁判所の保護や逃亡者の追跡、証人の保護、連邦法の執行などを行います。
また、軍隊や儀式での「指揮官」「司令官」、あるいはパレードなどの「司会・進行役」を表すこともあります。
「marshal」を使った例文をみてみましょう。
- The U.S. Marshal tracked down the fugitive.
連邦保安官は逃亡者を追跡しました。 - He was appointed as the parade marshal.
彼はパレードの司会進行役に任命されました。 - During the war, he served as a field marshal.
戦時中、彼は陸軍元帥として仕えました。
「sheriff」と「marshal」の違いとは
「sheriff」と「marshal」の違いについてみていきましょう。
「sheriff」は、州や郡など地方レベルでの法執行官であり、選挙で選ばれることが多く、地元の警察業務に近い役割を持ちます。一方、「marshal」は連邦レベルで活動する法執行官であり、より広範囲かつ特定任務(例:連邦裁判所の保護、逃亡者の逮捕)に関わります。
また、「marshal」は軍事や儀式などでも使われる多義的な単語であるのに対し、「sheriff」はほぼ一貫して地方の保安官という意味で使われます。
まとめ
今回は「sheriff」と「marshal」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「sheriff」は地方自治体の法執行官で、「marshal」は連邦政府に属する法執行官、または軍や式典における指揮者・進行役です。それぞれの役割や文脈を理解して、適切に使い分けることが大切です。