今回は「report」と「recount」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「report」の意味と使い方
「report」は、「報告する」「伝える」といった意味の動詞・名詞です。特に、客観的な情報や事実を第三者に伝える場面で使われます。ニュース、ビジネス、学校などフォーマルな状況でも頻繁に使われます。
「report」を使った例文をみてみましょう。
- She reported the incident to the police.
彼女はその出来事を警察に報告しました。 - The news reported a major earthquake in the area.
ニュースはその地域で大きな地震があったと伝えました。 - I have to write a report on the meeting.
会議についての報告書を書かなくてはなりません。
「recount」の意味と使い方
「recount」は、「詳細に語る」「物語る」という意味の動詞です。自分が体験したことや出来事について、順を追って詳しく述べるときに使われます。感情を込めて話す場面など、やや文学的・感情的なニュアンスがある表現です。
「recount」を使った例文をみてみましょう。
- He recounted his adventures in Africa.
彼はアフリカでの冒険について語りました。 - She recounted the events of that night.
彼女はその夜の出来事を詳しく語りました。 - The witness recounted what he saw at the scene.
目撃者は現場で見たことを語りました。
「report」と「recount」の違いとは
「report」と「recount」の違いについてみていきましょう。
「report」は、客観的で事実に基づいた内容を伝えるときに使われ、フォーマルな場面や職業的な状況でよく用いられます。伝える内容に感情はあまり含まれず、事実を正確に伝えることが目的です。
一方、「recount」は、より個人的で主観的な語り口で、出来事の流れや自身の経験を詳細に述べるときに使われます。感情や雰囲気を伴うストーリーテリングのような語りに向いています。
まとめ
今回は「report」と「recount」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「report」は客観的な事実や情報を伝えるときに使うフォーマルな表現であり、「recount」は個人的な経験や出来事を詳しく語る際に用いられる、より叙述的で感情的な表現です。伝えたい内容の性質や文脈に応じて使い分けましょう。