今回は「relate」と「recount」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「relate」の意味と使い方
「relate」は、動詞として「関係する」「関連づける」「話す」といった意味があります。特に「出来事や経験を他人に語る」意味で使われる場合、ややフォーマルな印象があります。また、誰かや何かと「共感する」「つながりを感じる」といった意味でも使われることがあります。
「relate」を使った例文をみてみましょう。
- He related the events of the evening to the police.
彼はその晩の出来事を警察に語りました。 - I can really relate to what you’re saying.
あなたの言っていることにとても共感できます。 - She related her childhood memories with emotion.
彼女は感情を込めて子どもの頃の思い出を語りました。
「recount」の意味と使い方
「recount」は、「(出来事を)詳しく話す」「物語る」といった意味の動詞です。特に、体験や事件を時系列に沿って、詳細に、はっきりと語る場合に使われます。文章やスピーチの中で使われることが多く、フォーマルで丁寧な語りを意味する傾向があります。
「recount」を使った例文をみてみましょう。
- She recounted her journey through the desert.
彼女は砂漠を旅した経験を詳しく語りました。 - The witness recounted what he saw that night.
その目撃者はその夜に見たことを詳細に話しました。 - He recounted the story with great enthusiasm.
彼はその話をとても熱心に語りました。
「relate」と「recount」の違いとは
「relate」と「recount」の違いについてみていきましょう。
「relate」は、「話す」「語る」という意味に加え、「関係づける」や「共感する」という意味も含む、より広い用途を持つ単語です。話の内容を他者と結びつけたり、自分の経験を通して共感するニュアンスもあります。
一方、「recount」は、特定の出来事や体験を「順を追って詳しく語る」ことに特化した単語です。話し手が見聞きしたことや体験したことを、相手に正確に、丁寧に伝えるニュアンスが強く、特に物語調や証言のような文脈で多く使われます。
まとめ
今回は「relate」と「recount」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「relate」は出来事を語るだけでなく、相手に共感する、関係づける意味でも使われる柔軟な表現です。一方、「recount」は経験や出来事を順序立てて詳しく語る際に使われる、よりフォーマルな語りの表現です。使う場面や目的に応じて適切に使い分けましょう。