今回は「quench」と「extinguish」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「quench」の意味と使い方
「quench」は、「(喉の渇きを)癒す」「(炎を)鎮める」「(欲望や感情を)抑える」という意味の動詞です。主に、液体を使って渇きを癒したり、火を消したりする場面で使われます。また、欲望や感情を抑えるという比喩的な意味でも使われます。
「quench」を使った例文をみてみましょう。
- He drank a glass of water to quench his thirst.
彼は喉の渇きを癒すためにコップ一杯の水を飲みました。 - The firefighters tried to quench the flames.
消防士たちは炎を鎮めようとしました。 - She couldn’t quench her curiosity.
彼女は好奇心を抑えることができませんでした。
「extinguish」の意味と使い方
「extinguish」は、「(火・光などを)消す」「(希望や感情を)失わせる」という意味の動詞です。特に、炎や光を完全に消すという意味で使われることが多く、火を消す場合には「put out」と同じように使われます。また、比喩的に「希望や感情を打ち消す」という意味でも使われます。
「extinguish」を使った例文をみてみましょう。
- Please extinguish your cigarette before entering the building.
建物に入る前にタバコを消してください。 - The fire was extinguished after hours of effort.
何時間もの努力の末、火は消し止められました。 - The bad news extinguished all her hopes.
その悪い知らせが彼女の希望をすべて打ち砕きました。
「quench」と「extinguish」の違いとは
「quench」と「extinguish」の違いについてみていきましょう。
「quench」は、主に「喉の渇きを癒す」「炎を鎮める」「欲望や感情を抑える」といった意味で使われます。水や液体を使って炎を鎮めるときにも使えますが、「完全に消す」というよりは「弱める」「沈静化する」というニュアンスがあります。
一方、「extinguish」は、火や光を完全に消すという意味で使われ、より強い意味を持ちます。特に「火を消す」場合には、quenchよりもextinguishの方が一般的です。また、「希望や感情を打ち消す」といった比喩的な使い方もあります。
まとめ
今回は「quench」と「extinguish」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「quench」は喉の渇きを癒したり、火を弱めたり、欲望を抑えたりする場面で使われます。一方、「extinguish」は、火や光を完全に消すときに使われ、比喩的に希望や感情を消し去る意味でも使われます。文脈に応じて適切に使い分けることが大切です。