今回は「passive」と「inactive」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「passive」の意味と使い方
「passive」は、「受け身の」「消極的な」という意味の形容詞です。自分から積極的に行動せず、他人の行動にただ従うような状態を表します。また、文法では「受動態(passive voice)」という意味でも使われます。
「passive」を使った例文をみてみましょう。
- He has a passive attitude in class.
彼は授業で受け身の態度をとっています。 - The sentence is written in the passive voice.
その文は受動態で書かれています。 - She remained passive during the discussion.
彼女は議論の間、消極的なままでした。
「inactive」の意味と使い方
「inactive」は、「活動していない」「動いていない」という意味の形容詞です。肉体的または精神的な活動がない状態を指します。また、アカウントや装置などが「無効になっている」「使用されていない」といった場合にも使われます。
「inactive」を使った例文をみてみましょう。
- He became inactive after retiring.
彼は退職後、あまり活動しなくなりました。 - This user account is currently inactive.
このユーザーアカウントは現在無効になっています。 - Too much inactive time can affect your health.
運動不足の時間が多すぎると健康に影響を与える可能性があります。
「passive」と「inactive」の違いとは
「passive」と「inactive」の違いについてみていきましょう。
「passive」は、他者に対して消極的で、自ら行動しないという態度や性格を表します。「受け身」であることに重点があります。自分の意志があるけれど、それを表に出さない、あるいは行動に移さないニュアンスです。
一方、「inactive」は、物理的・精神的に「動いていない」「使われていない」という状態を表します。意志や態度よりも、「行動していない」という事実や状態に焦点が当てられます。
まとめ
今回は「passive」と「inactive」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「passive」は受け身であること、他人に流されるような態度を指す一方、「inactive」は実際に行動や活動がない状態を示します。似たように見える言葉でも、文脈によってニュアンスが大きく異なるので、正しく使い分けることが大切です。