今回は「narrate」と「recount」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「narrate」の意味と使い方
「narrate」は、「物語る」「語る」「ナレーションをする」という意味の動詞です。出来事や物語を順序立てて詳しく話すときに使います。特に映画やドキュメンタリー、オーディオブックなどで「語り手」として使われることが多く、ややフォーマルな表現です。
「narrate」を使った例文をみてみましょう。
- She narrated the documentary in a calm voice.
彼女は落ち着いた声でそのドキュメンタリーのナレーションをしました。 - The author narrated the story from the hero’s point of view.
著者は主人公の視点から物語を語りました。 - He was asked to narrate the events of that day.
彼はその日の出来事を語るよう求められました。
「recount」の意味と使い方
「recount」は、「詳細に話す」「(出来事を)語る」「述べる」という意味の動詞です。自身が経験した出来事や、目撃したことなどを、順を追って正確に伝えるときに使われます。「recount」もフォーマルな表現で、信頼性のある情報を伝えるニュアンスがあります。
「recount」を使った例文をみてみましょう。
- He recounted his experience during the war.
彼は戦時中の体験を詳しく語りました。 - She recounted the conversation word for word.
彼女はその会話を一語一句正確に述べました。 - The witness recounted what happened that night.
目撃者はその夜に何が起きたかを説明しました。
「narrate」と「recount」の違いとは
「narrate」と「recount」の違いについてみていきましょう。
「narrate」は、物語や状況を順序立てて語るときに使い、エンターテイメントや説明的な文脈でよく見られます。客観的または物語的に話す印象があり、第三者の話を語る場合にも使えます。
一方、「recount」は、実際に起きた出来事や自分の経験を正確かつ詳細に伝えることに重きを置いています。個人的な体験や証言を説明する文脈で使われることが多く、より事実重視のニュアンスがあります。
まとめ
今回は「narrate」と「recount」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「narrate」は物語や状況を語るときに使われるフォーマルな表現であり、客観的なナレーションの文脈に合います。「recount」は自分の経験や出来事を詳しく説明する際に使い、より事実を重視した言い回しです。文脈に合わせて、使い分けることが大切です。