今回は「mistrustful」と「paranoid」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「mistrustful」の意味と使い方
「mistrustful」は、「疑い深い」「信用しない」という意味の形容詞です。他人の言動や状況に対して慎重で、簡単には信じない態度を表します。一般的に冷静な警戒心を持っているイメージです。
「mistrustful」を使った例文をみてみましょう。
- She was mistrustful of his promises.
彼女は彼の約束を信用していませんでした。 - He is mistrustful of strangers.
彼は見知らぬ人を疑っています。 - The company is mistrustful of new partners.
その会社は新しい取引先を信用していません。
「paranoid」の意味と使い方
「paranoid」は、「被害妄想の」「疑心暗鬼の」という意味の形容詞です。mistrustfulよりも強い意味を持ち、現実的ではないレベルで過剰に疑ったり、誰かが自分を害そうとしていると感じるような状態を指します。医学的には「偏執病」や「パラノイア」の意味でも使われますが、カジュアルにも使われます。
「paranoid」を使った例文をみてみましょう。
- He is paranoid about being followed.
彼は誰かにつけられていると被害妄想を抱いています。 - Don’t be so paranoid. Nobody is watching you.
そんなに疑心暗鬼にならないで。誰もあなたを見ていないよ。 - She became paranoid after the incident.
その出来事の後、彼女は被害妄想的になりました。
「mistrustful」と「paranoid」の違いとは
「mistrustful」と「paranoid」の違いについてみていきましょう。
「mistrustful」は、他人や物事を簡単に信じない慎重な態度を表しますが、現実的な範囲での警戒心です。理性的な「疑い深さ」というイメージです。
一方、「paranoid」は、現実的な範囲を超えた過剰な疑念や被害妄想を示します。誰かが自分を陥れようとしている、常に見張られている、といった非現実的な恐怖心を抱く状態です。
まとめ
今回は「mistrustful」と「paranoid」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「mistrustful」は慎重な疑いの態度を表し、「paranoid」は過剰で非現実的な被害妄想や疑心暗鬼を示します。状況に応じて適切に使い分けることが大切です。