今回は「livid」と「outraged」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「livid」の意味と使い方
「livid」は、「激怒して」「怒りで顔が青白くなっている」といった意味を持つ形容詞です。とても強い怒りを表す時に使われ、感情が表情や体に現れるようなニュアンスを含みます。やや文学的・感情的な表現です。
「livid」を使った例文をみてみましょう。
- She was livid when she found out the truth.
彼女は真実を知って激怒しました。 - He was absolutely livid about the unfair decision.
彼はその不公平な決定にまったく怒り心頭でした。 - My dad was livid with me for breaking the window.
窓を割ってしまって、父は私に激怒していました。
「outraged」の意味と使い方
「outraged」は、「憤慨して」「激怒して」という意味の形容詞です。不正・不公平・道徳的に許せないことに対する怒りを表現する時に使われます。社会的な問題や倫理的な怒りに使われることが多いです。
「outraged」を使った例文をみてみましょう。
- The public was outraged by the scandal.
国民はそのスキャンダルに激怒しました。 - She felt outraged at the way she was treated.
彼女は自分の扱われ方に憤慨しました。 - Many people are outraged over the new policy.
多くの人がその新しい政策に怒りを感じています。
「livid」と「outraged」の違いとは
「livid」と「outraged」の違いについてみていきましょう。
「livid」は、感情的で個人的な怒りを強く表現する言葉で、怒りによる身体的反応(顔色が変わるなど)も含意します。やや口語的で感情の爆発を感じさせます。
一方、「outraged」は、道徳的・社会的な不正義に対する怒りを示すフォーマルな語で、冷静ながらも深い憤りを含みます。ニュースや報道でもよく使われます。
まとめ
今回は「livid」と「outraged」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「livid」は感情的・個人的な怒りを強く示す語で、「outraged」は道徳的・社会的な不満や憤りを表すフォーマルな表現です。いずれも強い怒りを示しますが、使う場面やニュアンスに応じて正しく使い分けましょう。