今回は「faltering」と「wavering」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「faltering」の意味と使い方
「faltering」は、「ためらう」「よろめく」「弱まる」という意味の形容詞や動詞（現在分詞）です。声、動き、態度などが自信を欠いて不安定な状態を表します。話し方がたどたどしかったり、行動が不安定だったりする場面で使われます。
「faltering」を使った例文をみてみましょう。
- She spoke in a faltering voice.
彼女はかすれた声で話しました。 - His faltering steps showed how tired he was.
彼のよろよろした足取りは、どれだけ疲れているかを示していました。 - The company is making a faltering recovery.
その会社は不安定な回復をしています。
「wavering」の意味と使い方
「wavering」は、「迷う」「ぐらつく」「揺れる」という意味の動詞（現在分詞）や形容詞です。主に、意志や決断が揺らいでいる状態を表します。物理的な揺れというより、精神的な迷いや決断の不安定さに使われることが多いです。
「wavering」を使った例文をみてみましょう。
- She is wavering between two choices.
彼女は二つの選択肢の間で迷っています。 - His wavering voice revealed his nervousness.
彼の震える声は緊張を物語っていました。 - Despite wavering support, the project continued.
支持が揺らぐ中でも、そのプロジェクトは続けられました。
「faltering」と「wavering」の違いとは
「faltering」と「wavering」の違いについてみていきましょう。
「faltering」は、物理的な動作の不安定さ（声が途切れる、歩き方がよろける）や、勢いが弱まる状態を表します。自信がなくてぎこちない印象を与える表現です。
一方、「wavering」は、主に精神的な迷い、決断の揺れを表します。心が定まらず、決めきれない状態のときに使われることが多いです。
まとめ
今回は「faltering」と「wavering」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「faltering」は行動や声、状態が物理的に不安定なときに使い、「wavering」は心の迷いや決断の揺れを表します。似ている表現ですが、状況やニュアンスによって適切に使い分けることが大切です。