今回は「extend」と「prolong」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「extend」の意味と使い方
「extend」は、「延ばす」「拡張する」「広げる」といった意味の動詞です。時間や空間、影響などを「今ある範囲からさらに広げる・延長する」ときに使います。日常的にもビジネスシーンでも幅広く使われる表現です。
「extend」を使った例文をみてみましょう。
- They decided to extend the deadline.
彼らは締め切りを延ばすことにしました。 - We will extend our service to more areas.
私たちはサービスをより多くの地域に拡大します。 - She extended her hand to greet him.
彼女は彼に挨拶するために手を差し出しました。
「prolong」の意味と使い方
「prolong」は、「（時間を）延ばす」「長引かせる」という意味の動詞です。特に、本来よりも長く続ける・続いてしまうような場面でよく使われます。医学や技術、感情の場面などでややフォーマルに使われる傾向があります。
「prolong」を使った例文をみてみましょう。
- The medicine can prolong your life.
その薬は寿命を延ばすことができます。 - We don’t want to prolong the meeting any longer.
この会議をこれ以上長引かせたくありません。 - Stress can prolong the healing process.
ストレスは治癒過程を長引かせることがあります。
「extend」と「prolong」の違いとは
「extend」と「prolong」の違いについてみていきましょう。
「extend」は、時間・空間・サービスなどを「意図的に広げる・伸ばす」ポジティブまたは中立的な意味合いで使われることが多く、拡張・延長のニュアンスを持ちます。
一方、「prolong」は、主に「時間を不必要に長くする」「長引かせる」といった少しネガティブな響きを含むことがあり、自然に終わるはずのものを「さらに続ける」という意味合いが強いです。
まとめ
今回は「extend」と「prolong」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「extend」は範囲を広げたり、時間や影響を意図的に伸ばす場面で使われ、「prolong」は時間的に何かを長引かせたり延命させたりする際に用いられます。両者のニュアンスの違いに注意して、状況に合った言葉を選びましょう。