今回は「material」と「physical」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「material」の意味と使い方
「material」は、「物質的な」「材料の」という意味の形容詞で、何かを構成する「素材」や「実体のあるもの」に関連して使われます。また、名詞としては「材料」「資料」などを意味します。
「material」を使った例文をみてみましょう。
- This bag is made of recycled material.
このバッグは再生素材でできています。 - She gathered all the material for her report.
彼女はレポートのための資料をすべて集めました。 - They are discussing material wealth.
彼らは物質的な富について話しています。
「physical」の意味と使い方
「physical」は、「身体の」「物理的な」「実体のある」という意味の形容詞です。人の体に関することや、目に見える・触れられる現象・物事を表す際に使われます。
「physical」を使った例文をみてみましょう。
- He had a physical check-up.
彼は健康診断を受けました。 - There is a physical barrier between the two areas.
その2つの区域の間には物理的な障壁があります。 - Exercise improves your physical health.
運動は身体の健康を改善します。
「material」と「physical」の違いとは
「material」と「physical」の違いについてみていきましょう。
「material」は、「物質」「材料」など、特定のものの構成要素や実体を意味する時に使われ、抽象的な「物質的な価値(material value)」や「財産」にも使われます。
一方、「physical」は、「身体的」「物理的」という意味合いが強く、科学的・医療的・運動に関する話題などでよく使われます。また、感情や精神(mental)とは対比される言葉でもあります。
まとめ
今回は「material」と「physical」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「material」は素材や物質的なものに関連し、「physical」は身体や物理的現象に関連します。どちらも「実体があるもの」を表す際に使われますが、使われる文脈によって意味が大きく異なりますので、正しく使い分けましょう。