今回は「distinguish」と「discern」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「distinguish」の意味と使い方
「distinguish」は、「区別する」「見分ける」という意味の動詞です。似ているもの同士の違いを認識して、それぞれを識別するという意味合いがあります。日常会話からフォーマルな文章まで広く使われる一般的な語です。
「distinguish」を使った例文をみてみましょう。
- It’s hard to distinguish between the twins.
双子を見分けるのは難しいです。 - Can you distinguish right from wrong?
正しいことと間違っていることを区別できますか? - She distinguished herself as a talented musician.
彼女は才能ある音楽家として頭角を現しました。
「discern」の意味と使い方
「discern」は、「見抜く」「識別する」「理解する」という意味の動詞で、主に目に見えにくい違いや意味を見分ける場合に使われます。よりフォーマルで、知的・精神的な判断を表す際に好まれる表現です。
「discern」を使った例文をみてみましょう。
- It’s difficult to discern his true intentions.
彼の本当の意図を見抜くのは難しいです。 - She could discern a hint of sadness in his voice.
彼の声にかすかな悲しみを感じ取ることができました。 - We must discern the difference between fact and opinion.
事実と意見の違いを見極める必要があります。
「distinguish」と「discern」の違いとは
「distinguish」と「discern」の違いについてみていきましょう。
「distinguish」は、見た目や特徴などを手がかりに「見分ける」「区別する」意味で使われます。明確な違いがあるものを識別する場面に適しています。
一方、「discern」は、より繊細で感覚的な違いや隠れた意味を「見抜く」「識別する」ときに使われます。抽象的・心理的な判断を含むため、より深い洞察や理解を表す語です。
まとめ
今回は「distinguish」と「discern」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「distinguish」は見た目や明確な特徴に基づいて「区別する」ことを指し、「discern」はより感覚的・知的に「見抜く」「識別する」ことを意味します。どちらも「違いを見分ける」という点で共通していますが、文脈に応じて使い分けることが大切です。