今回は「detour」と「diversion」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「detour」の意味と使い方
「detour」は、「回り道」「迂回(うかい)路」という意味の名詞・動詞です。目的地に向かう途中で、何らかの理由(工事、事故、交通渋滞など)により通常のルートから外れて別の道を通ることを指します。日常会話や旅行中などでよく使われます。
「detour」を使った例文をみてみましょう。
- We had to take a detour because of road construction.
道路工事のため、回り道をしなければなりませんでした。 - The GPS suggested a detour to avoid traffic.
GPSが渋滞を避けるために迂回路を提案しました。 - Let’s detour through the park.
公園を通って回り道をしよう。
「diversion」の意味と使い方
「diversion」には、「方向転換」「迂回」「気をそらすもの」といった意味があります。交通や軍事の文脈では「detour」とほぼ同義で使われますが、よりフォーマルで、英国英語で好まれる傾向があります。また、「気分転換」や「気をそらすもの(娯楽など)」という意味でも使われます。
「diversion」を使った例文をみてみましょう。
- Traffic was delayed due to a diversion.
迂回路のせいで交通が遅れました。 - The soldiers created a diversion to distract the enemy.
兵士たちは敵の注意をそらすために陽動作戦を仕掛けました。 - Reading is a nice diversion from daily stress.
読書は日々のストレスからの良い気分転換になります。
「detour」と「diversion」の違いとは
「detour」と「diversion」の違いについてみていきましょう。
「detour」は、主に「物理的な回り道」「別ルート」を意味するカジュアルな表現で、日常英語や米国英語でよく使われます。
一方、「diversion」は、同じく迂回の意味を持ちますが、ややフォーマルで、イギリス英語でより一般的に使われます。また、「気晴らし」「注意をそらすもの」など、抽象的な意味でも幅広く使われる語です。
まとめ
今回は「detour」と「diversion」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「detour」は主にアメリカ英語で物理的な回り道に使われ、「diversion」はよりフォーマルで、イギリス英語や抽象的な文脈(気晴らし、陽動など)でも使われます。文脈や目的に応じて使い分けることが大切です。