今回は「concerning」と「troubling」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「concerning」の意味と使い方
「concerning」は、「気がかりな」「不安を引き起こす」という意味の形容詞として使われます(※前置詞として「〜に関して」という意味もありますが、今回は形容詞としての使い方に注目します)。
何かが問題になりそうなときや、不安や懸念を感じるときに使います。ややフォーマルな響きがあります。
「concerning」を使った例文をみてみましょう。
- The results of the survey are quite concerning.
その調査結果は非常に気がかりです。 - It is concerning that the number of cases is increasing.
症例数が増えているのは懸念されることです。 - Her behavior lately has been concerning.
最近の彼女の行動は気になります。
「troubling」の意味と使い方
「troubling」は、「困らせる」「心を乱す」「不快に感じさせる」という意味の形容詞です。精神的に動揺したり、不快な気持ちになるようなことに対して使われます。「concerning」よりもやや強い感情を伴う表現です。
「troubling」を使った例文をみてみましょう。
- That news report was deeply troubling.
そのニュース報道は非常にショッキングでした。 - The troubling part is that no one noticed the error.
問題なのは誰もそのミスに気づかなかったことです。 - I found his comments quite troubling.
彼の発言にはかなり不安を感じました。
「concerning」と「troubling」の違いとは
「concerning」と「troubling」の違いについて見てみましょう。
「concerning」は、不安や心配を引き起こす状況に対して使う比較的控えめな表現です。ニュースや報告などでよく使われ、冷静な語調で懸念を示します。
一方、「troubling」は、より強い感情や心の乱れを伴う表現で、何かが「問題だ」「許容できない」と感じるときに使われます。より直接的で感情的な印象があります。
まとめ
今回は「concerning」と「troubling」の意味や使い方の違いについて解説しました。「concerning」は控えめな懸念を表すフォーマルな表現で、「troubling」はより感情的で問題視する強い表現です。伝えたいニュアンスに合わせて適切に使い分けましょう。