今回は「cease」と「abrogate」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「cease」の意味と使い方
「cease」は、「やめる」「中止する」という意味の動詞です。動作や状態が止まる、あるいは意図的に止めることを表します。日常会話やビジネスでも使われ、比較的幅広い文脈で使用される表現です。
「cease」を使った例文をみてみましょう。
- The factory ceased operations last year.
その工場は昨年操業を停止しました。 - He never ceases to amaze me.
彼にはいつも驚かされます(彼は驚かせるのをやめない)。 - They agreed to cease fire.
彼らは停戦に同意しました。
「abrogate」の意味と使い方
「abrogate」は、「廃止する」「無効にする」という意味の動詞で、特に法律・制度・契約などの正式な取り消しを指します。非常にフォーマルで法律・政府関連の文脈で使われることが多い表現です。
「abrogate」を使った例文をみてみましょう。
- The government decided to abrogate the old treaty.
政府は古い条約を廃止することを決定しました。 - The court ruled to abrogate the unconstitutional law.
裁判所は違憲な法律を無効とする判決を下しました。 - No country can abrogate human rights.
どの国も人権を廃止することはできません。
「cease」と「abrogate」の違いとは
「cease」と「abrogate」の違いについて見てみましょう。
「cease」は、一般的な動作や行為を「やめる」「中断する」ことを意味します。比較的カジュアルで使いやすい語であり、個人の行動から集団の活動まで幅広く使えます。
一方、「abrogate」は、主に法律や制度、公式なルールなどを「廃止する」「無効にする」際に使われます。非常にフォーマルで、専門的な文章やスピーチで使われる語彙です。
まとめ
今回は「cease」と「abrogate」の意味や使い方の違いについて解説しました。「cease」は一般的な行動の中止を表す言葉であり、「abrogate」は法律や制度などを正式に廃止する場合に使われるフォーマルな表現です。使う場面や文脈に合わせて、正しく使い分けましょう。