今回は「capitulate」と「surrender」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「surrender」の意味と使い方
「surrender」は、「降伏する」「手放す」という意味の動詞です。戦いや対立の場面で、敵や相手に対して自分の権利や支配を放棄することを表します。また、比喩的に「諦める」「受け入れる」といった意味でも使われます。
「surrender」を使った例文をみてみましょう。
- The soldiers had no choice but to surrender.
兵士たちは降伏するしかありませんでした。 - He surrendered to the police.
彼は警察に自首しました。 - She finally surrendered to her emotions.
彼女はついに感情に屈しました。
「capitulate」の意味と使い方
「capitulate」は、「(条件付きで)降伏する」という意味のフォーマルな動詞です。特に長い抵抗や交渉の末に、しぶしぶ屈するようなニュアンスがあります。軍事的な文脈でも使われますが、比喩的に「ある要求に屈する」ような状況でも使われます。
「capitulate」を使った例文をみてみましょう。
- The enemy eventually capitulated after months of fighting.
敵は数か月の戦闘の末、ついに降伏しました。 - She refused to capitulate to the pressure.
彼女はその圧力に屈することを拒みました。 - The company capitulated to the demands of the workers.
その会社は労働者の要求に屈しました。
「surrender」と「capitulate」の違いとは
「surrender」と「capitulate」はどちらも「降伏する」という意味を持っていますが、ニュアンスや使われる場面に違いがあります。
「surrender」は最も一般的な語で、物理的・精神的に「諦める」「明け渡す」ことを広く表す単語です。フォーマルでもカジュアルでも使えます。
一方、「capitulate」は、よりフォーマルかつ文学的な表現で、「抵抗の末にしぶしぶ降伏する」というニュアンスを含んでいます。ビジネスや政治、交渉などの文脈で好まれる表現です。
まとめ
今回は「capitulate」と「surrender」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「surrender」は幅広い場面で使える一般的な表現であるのに対し、「capitulate」はややフォーマルで、しぶしぶ屈するような状況に使われます。文脈やトーンに応じて適切に使い分けましょう。