今回は「belong」と「belonging」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「belong」の意味と使い方
「belong」は、「属する」「〜のものである」という意味の動詞です。人や物がある場所、グループ、所有者などに「属している」ことを表します。文の中では「belong to 〜(〜に属する/〜のものである)」という形でよく使われます。
「belong」を使った例文をみてみましょう。
- This book belongs to me.
この本は私のものです。 - She feels she doesn’t belong anywhere.
彼女はどこにも居場所がないと感じています。 - These keys belong to Mr. Tanaka.
これらの鍵は田中さんのものです。
「belonging」の意味と使い方
「belonging」は、「所属」「帰属意識」「持ち物」などを表す名詞です。使い方によって意味が少し異なります。
1つ目の使い方は、心理的な「所属感」や「居場所」の意味で使う場合です(不可算名詞)。2つ目の使い方は、「持ち物」(複数形 belongings)という意味で、旅行や引っ越しなどの文脈でよく使われます(可算名詞)。
「belonging」を使った例文をみてみましょう。
- Humans have a basic need for love and belonging.
人間は愛と所属の基本的な欲求を持っています。 - She finally felt a sense of belonging in the new school.
彼女は新しい学校でやっと居場所を感じられました。 - Please do not leave your personal belongings unattended.
所持品を放置しないでください。
「belong」と「belonging」の違いとは
「belong」は動詞で、「〜に属する」「〜のものである」という動作や状態を表します。
「belonging」は名詞で、「所属感」や「持ち物」という意味を表します。
簡単に言うと、「belong」は「動き・関係性」を、「belonging」は「状態や感覚」「物そのもの」を表す単語です。
まとめ
今回は「belong」と「belonging」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「belong」は「〜に属する」といった動詞としての使い方が基本で、「belonging」は「所属感」や「持ち物」を意味する名詞です。形は似ていますが、使い方や意味に違いがあるので、文の中でどちらが適切かを見極めて使い分けましょう。