今回は「authorize」と「authorization」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「authorize」の意味と使い方
「authorize」は、「権限を与える」「許可する」という意味の動詞です。誰かに何かを行う正式な権限を与えるときに使われ、ビジネスや法律の場面でよく用いられるフォーマルな表現です。
「authorize」を使った例文をみてみましょう。
- The manager authorized the payment.
マネージャーはその支払いを許可しました。 - You are not authorized to access this file.
あなたにはこのファイルにアクセスする権限がありません。 - Only the doctor can authorize this treatment.
この治療を許可できるのは医師だけです。
「authorization」の意味と使い方
「authorization」は、「許可」「認可」「承認」という意味の名詞です。「authorize(許可する)」という動作の結果として得られる状態や書類などを指します。こちらもビジネスや法律などのフォーマルな文脈で使われます。
「authorization」を使った例文をみてみましょう。
- We need written authorization to proceed.
手続きを進めるには書面での許可が必要です。 - Access to this area requires proper authorization.
このエリアへのアクセスには適切な許可が必要です。 - The bank denied the transaction due to lack of authorization.
銀行は許可がなかったため取引を拒否しました。
「authorize」と「authorization」の違いとは
「authorize」は動詞で、「誰かに何かをすることを許可する」行為そのものを指します。
一方、「authorization」は名詞で、「許可された状態」や「許可証」「認可」を指します。
たとえば、会社の上司が部下にあるプロジェクトを進める許可を与えるとき、
上司はその行為を「authorize」し、部下が持っているその「許可」は「authorization」となります。
まとめ
今回は「authorize」と「authorization」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「authorize」は「許可する」という動作を表す動詞であり、「authorization」は「許可」「認可」という状態やその証明を表す名詞です。どちらもフォーマルな場面でよく使われる単語なので、正しく使い分けられるようにしましょう。