今回は「abhorrence」と「detestation」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「abhorrence」の意味と使い方
「abhorrence」は、「嫌悪」「憎悪」といった非常に強い嫌いの感情を表す名詞です。道徳的・感情的に我慢できないほど嫌いなものに対して使います。ややフォーマルで書き言葉によく使われます。
「abhorrence」を使った例文をみてみましょう。
- She spoke with deep abhorrence of violence.
彼女は暴力に対して深い嫌悪の念を持って話しました。 - He felt an intense abhorrence for corruption.
彼は汚職に対して激しい嫌悪感を抱いていました。 - The public expressed their abhorrence of the crime.
世間はその犯罪に強い嫌悪を示しました。
「detestation」の意味と使い方
「detestation」も、「強い嫌悪」や「激しい憎しみ」を意味する名詞です。個人的・感情的なレベルで非常に嫌うときに使います。「abhorrence」とほぼ同義ですが、「detestation」はやや感情的で、口語的にも使われることがあります。
「detestation」を使った例文をみてみましょう。
- He has a deep detestation of lies.
彼は嘘に対して強い嫌悪感を持っています。 - Her detestation for injustice was clear in her speech.
彼女の不正に対する嫌悪は、スピーチの中ではっきりと示されていました。 - They shared a mutual detestation of cruelty.
彼らは残酷さに対する共通の嫌悪感を持っていました。
「abhorrence」と「detestation」の違いとは
「abhorrence」と「detestation」はいずれも「強い嫌悪感」を意味しますが、ニュアンスや使われ方に若干の違いがあります。
「abhorrence」はよりフォーマルで、倫理的・道徳的な観点からの嫌悪感を表す際に使われる傾向があります。文学的な文章や公式なスピーチなどに多く見られます。
一方、「detestation」は個人的で感情的な嫌悪感を表す場合に使われ、ややカジュアルな表現としても使われることがあります。
まとめ
今回は「abhorrence」と「detestation」の意味や使い方の違いについて解説しました。どちらも「強い嫌悪感」を示す言葉ですが、「abhorrence」は道徳的な憎しみに焦点がありフォーマルな場面で使われるのに対し、「detestation」はより感情的・個人的な嫌悪感を表し、ややカジュアルな文脈でも使える表現です。文脈に応じて適切に使い分けましょう。