今回は「regain」と「recoup」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「regain」の意味と使い方
「regain」は、「取り戻す」「回復する」という意味の動詞です。失ったもの(能力、地位、健康、意識など)を再び手に入れる、回復するというニュアンスがあります。比較的幅広い対象に使える表現です。
「regain」を使った例文をみてみましょう。
- He is trying to regain his strength after the surgery.
彼は手術後、体力を回復しようとしています。 - She regained consciousness after a few minutes.
数分後、彼女は意識を取り戻しました。 - The company is working to regain public trust.
その会社は世間の信頼を取り戻そうとしています。
「recoup」の意味と使い方
「recoup」は、「(失ったお金・コストなどを)取り戻す、埋め合わせる」という意味の動詞です。主に経済的な損失やコストの回収に使われる、ややフォーマルでビジネス寄りの語です。
「recoup」を使った例文をみてみましょう。
- The company hopes to recoup its investment within two years.
その会社は2年以内に投資額を回収することを望んでいます。 - He recouped some of his losses in the stock market.
彼は株式市場で損失の一部を取り戻しました。 - We can’t recoup the costs unless sales improve.
売上が改善しなければ、コストは回収できません。
「regain」と「recoup」の違いとは
「regain」と「recoup」の違いについてみていきましょう。
「regain」は、感情・状態・能力・評判など、抽象的なものを含む「何かを回復・取り戻す」ときに幅広く使われます。健康や信頼、意識など、個人や社会的な側面における回復に適しています。
一方、「recoup」は、主に「金銭的な損失」や「費用」に関連して使われるフォーマルな言葉で、経済活動やビジネスの文脈で使われることが多いです。「損を埋め合わせる」といったニュアンスが強いのが特徴です。
まとめ
今回は「regain」と「recoup」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「regain」は能力や意識、信頼などの回復を表し、日常的にもよく使われます。「recoup」は費用や損失など、主に金銭的な意味合いで使われるフォーマルな表現です。対象や文脈に応じて、適切に使い分けることが大切です。