今回は「cause」と「instigate」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「cause」の意味と使い方
「cause」は、「引き起こす」「原因となる」という意味の動詞および名詞です。ある出来事や状況の直接的な原因や理由を表します。日常会話からフォーマルな場面まで幅広く使える一般的な表現です。
「cause」を使った例文をみてみましょう。
- Smoking can cause serious health problems.
喫煙は深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。 - The heavy rain caused flooding in the area.
大雨がその地域で洪水を引き起こしました。 - The delay was caused by traffic.
遅延は交通渋滞が原因でした。
「instigate」の意味と使い方
「instigate」は、「扇動する」「引き起こす」という意味の動詞です。特に、争いごとや問題行動、変化などを意図的に誘発するニュアンスが含まれます。「cause」と比べて、意図性や挑発的な意味合いが強く、フォーマルで少し堅い表現です。
「instigate」を使った例文をみてみましょう。
- He was accused of instigating the protest.
彼は抗議活動を扇動したとして非難されました。 - They instigated a debate on the new policy.
彼らは新しい政策についての議論を引き起こしました。 - The incident instigated a series of reforms.
その事件は一連の改革を促しました。
「cause」と「instigate」の違いとは
「cause」と「instigate」の違いについてみていきましょう。
「cause」は、自然に起こる出来事や意図しない状況も含め、何かの「原因」や「理由」となるものを指します。中立的で、感情的な含みはほとんどありません。
一方、「instigate」は、意図的に何かを始めさせたり、特に争いや議論、変化を「引き起こそうとする」行為を示します。相手を行動に駆り立てるニュアンスや、ある種の挑発的・扇動的な意味が込められています。
まとめ
今回は「cause」と「instigate」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「cause」は中立的に原因や理由を表すのに対し、「instigate」は意図的に何かを引き起こす、特に争いや議論を扇動するという意味合いが強い単語です。文脈に応じて適切に使い分けることが大切です。