今回は「authority」と「power」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「authority」の意味と使い方
「authority」は、「権威」「権限」という意味の名詞です。ある人や組織が正式に持つ「決定する力」や「命令する権利」を表します。公式な場面や法律、規則に関連する文脈でよく使われます。
「authority」を使った例文をみてみましょう。
- The teacher has the authority to discipline students.
その教師には生徒を指導する権限があります。 - Local authorities are investigating the case.
地方当局がその事件を調査しています。 - He is an authority on ancient history.
彼は古代史の権威です。
「power」の意味と使い方
「power」は、「力」「権力」「能力」という意味の名詞です。物理的・精神的・社会的な力を幅広く指します。個人の能力から国家の権力、機械の動力まで、さまざまな状況で使える汎用的な単語です。
「power」を使った例文をみてみましょう。
- The president has a lot of power.
大統領は大きな権力を持っています。 - Knowledge is power.
知識は力なり。 - The storm knocked out the power.
嵐で停電しました。
「authority」と「power」の違いとは
「authority」と「power」の違いについてみていきましょう。
「authority」は、公式に与えられた「権限」や「正当な力」を指します。つまり、法的・制度的な裏付けがある場合に使われます。たとえば、警察や政府、教師など「正当な立場」に基づいて命令や判断を行う際に用いられます。
一方、「power」は、公式・非公式を問わず「力」そのものを指します。誰かが他人をコントロールする能力、社会や自然界での力、身体的な力など、もっと広い意味で使われます。正当性や公式な権限がなくても「影響力」や「支配力」を表せます。
まとめ
今回は「authority」と「power」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「authority」は公式に与えられた「権限」や「権威」を指し、「power」はもっと広く「力」「能力」「権力」を表します。文脈に応じて、どちらを使うべきか意識することが大切です。