今回は「squeeze」と「crush」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「squeeze」の意味と使い方
「squeeze」は、「(強く)押しつぶす」「絞る」「押し込む」といった意味を持つ動詞です。物を手や道具で圧力をかけて形を変えたり、中のものを出したりする行為に使われます。力を入れてぎゅっと押す動作が基本イメージです。
「squeeze」を使った例文をみてみましょう。
- She squeezed the lemon into her tea.
彼女は紅茶にレモンを絞りました。 - He gave her hand a gentle squeeze.
彼は彼女の手をやさしく握りました。 - I squeezed into the crowded elevator.
混雑したエレベーターに無理やり乗り込みました。
「crush」の意味と使い方
「crush」は、「押しつぶす」「粉々にする」という意味の動詞です。強い力を加えて物を壊したり、形を完全に変えるような場面で使われます。また、感情的に「打ちのめす」という意味でも使われることがあります。
「crush」を使った例文をみてみましょう。
- The car was crushed in the accident.
その車は事故でぺしゃんこになりました。 - She crushed the can with her foot.
彼女は足で缶をつぶしました。 - He was crushed by the news of her departure.
彼は彼女の旅立ちの知らせに打ちのめされました。
「squeeze」と「crush」の違いとは
「squeeze」と「crush」の違いについてみていきましょう。
「squeeze」は、一時的に形を変えたり、中身を押し出したりする動作を意味します。押す力はありますが、破壊するほどではなく、元に戻ることもあります。日常的な場面でよく使われる柔らかめの表現です。
一方、「crush」は、強い圧力で物を壊す、押し潰すといった、より激しい行為を表します。物理的にも精神的にも「取り返しがつかないほど壊す・打ちのめす」というニュアンスが含まれるため、感情的な文脈でも使用されます。
まとめ
今回は「squeeze」と「crush」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「squeeze」は力を入れて押すことによって形を変えたり、中身を出したりする動作を表し、「crush」は強い力で完全に壊したりつぶす行為を表します。似ているようで、ニュアンスの違いが大きい単語なので、文脈に応じて使い分けることが大切です。