今回は「occur」と「occurrence」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「occur」の意味と使い方
「occur」は、「起こる」「発生する」という意味の動詞です。出来事や事象が自然に、または偶然に起こることを表します。フォーマルな文章でもよく使われます。
「occur」を使った例文をみてみましょう。
- Accidents often occur on this road.
この道路では事故がよく起こります。 - The idea suddenly occurred to me.
そのアイデアが突然思い浮かびました。 - Problems may occur if the instructions are not followed.
指示に従わないと問題が発生するかもしれません。
「occurrence」の意味と使い方
「occurrence」は、「出来事」「発生」「発生すること」という意味の名詞です。特定の出来事や事象が起こったこと自体を指します。文章や報告書などでフォーマルに使われることが多い表現です。
「occurrence」を使った例文をみてみましょう。
- There was an unusual occurrence in the city yesterday.
昨日、市内で珍しい出来事がありました。 - The occurrence of typhoons has increased in recent years.
近年、台風の発生が増えています。 - We need to record every occurrence of errors.
エラーの発生をすべて記録する必要があります。
「occur」と「occurrence」の違いとは
「occur」と「occurrence」の違いについてみていきましょう。
「occur」は動詞で、出来事や事象が起こる行為そのものを表します。たとえば、「Something occurred(何かが起こった)」のように使います。
一方、「occurrence」は名詞で、出来事や事象が起こった事実やその出来事自体を指します。「an occurrence of a problem(問題の発生)」のように使われ、報告書や文章で形式的に表現する際に適しています。
まとめ
今回は「occur」と「occurrence」の意味や使い方の違いについて解説しました。「occur」は動詞で「起こる」を表し、「occurrence」は名詞で「出来事・発生」を意味します。動詞か名詞かによって使い分けることが大切です。