今回は「enervated」と「fatigued」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「enervated」の意味と使い方
「enervated」は、「気力がなくなった」「衰弱した」という意味の形容詞です。肉体的・精神的にエネルギーが枯渇し、非常に弱った状態を指します。フォーマルで文学的な表現として使われることが多く、単なる「疲れ」とは異なり、より深刻な無気力感を表現します。
「enervated」を使った例文をみてみましょう。
- After the long illness, he felt completely enervated.
長い病気の後、彼は完全に気力を失っていました。 - The heat left us enervated and unable to move.
暑さで私たちは衰弱し、動けなくなりました。 - She spoke in an enervated voice, barely above a whisper.
彼女はかすれた、力のない声で話しました。
「fatigued」の意味と使い方
「fatigued」は、「疲れた」「へとへとになった」という意味の形容詞です。肉体的・精神的にエネルギーを使い切った状態を指しますが、一般的で日常的な言い方です。「tired(疲れた)」より少し強いニュアンスで、特に長時間の労働や努力のあとに使われます。
「fatigued」を使った例文をみてみましょう。
- He felt fatigued after running the marathon.
彼はマラソンを走った後で疲れ切っていました。 - The workers looked fatigued after the long shift.
長時間の勤務の後、作業員たちは疲れて見えました。 - She was mentally fatigued from constant studying.
彼女は勉強のしすぎで精神的に疲れていました。
「enervated」と「fatigued」の違いとは
「enervated」と「fatigued」の違いについてみていきましょう。
「fatigued」は一般的な「疲れた」状態を表す言葉で、日常生活や仕事などでよく使われる中程度の疲労感を指します。一方、「enervated」はより深刻で、心身ともに力が抜けたような「無気力」「衰弱」状態を表します。ニュアンスとしては「fatigued」より重く、文学的・感情的な文脈で使われることが多いです。
まとめ
今回は「enervated」と「fatigued」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「fatigued」は日常的な「疲れた」に近い表現ですが、「enervated」はもっと深い無気力や衰弱を表す、よりフォーマルな語です。状況や感情の深さに応じて、適切な言葉を選びましょう。