今回は「saddened」と「despairing」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「saddened」の意味と使い方
「saddened」は、「悲しませる」「悲しくなる」という意味の動詞「sadden」の過去分詞・過去形で、「悲しんでいる状態」を表す形容詞的な使い方もされます。比較的穏やかな悲しみを表し、ある出来事や状況によって感情的に沈むような時に使われます。
「saddened」を使った例文をみてみましょう。
- We were deeply saddened by the news.
私たちはその知らせに深く悲しみました。 - He was saddened to see his hometown in ruins.
彼は故郷が廃墟になっているのを見て悲しみました。 - The teacher was saddened by the student’s decision.
先生はその生徒の決断に悲しみました。
「despairing」の意味と使い方
「despairing」は、「絶望している」「希望を失っている」という意味の形容詞です。「despair(絶望)」という名詞・動詞から派生しており、非常に強い否定的な感情を表します。悲しみを通り越して、「もう希望がない」と感じるような状況に使われます。
「despairing」を使った例文をみてみましょう。
- She gave a despairing cry for help.
彼女は絶望的な叫び声をあげました。 - He looked at her with a despairing expression.
彼は彼女を絶望的な表情で見つめました。 - In his despairing state, he couldn’t see any future.
絶望的な状態の中、彼には未来が見えませんでした。
「saddened」と「despairing」の違いとは
「saddened」と「despairing」の違いについてみていきましょう。
「saddened」は、「悲しい」という感情を比較的穏やかに表す言葉で、出来事に対して残念に思ったり、心を痛めたりする場面で使われます。
一方、「despairing」は、「もうどうにもならない」と感じるほどの深い絶望を表します。悲しみよりもさらに強く、もはや希望すら見出せない状況に適しています。
まとめ
今回は「saddened」と「despairing」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「saddened」は悲しみに心を痛める気持ちを表すのに対し、「despairing」は希望を失った深い絶望を示す表現です。感情の強さや状況に応じて使い分けることが大切です。