今回は「frantic」と「panicked」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「frantic」の意味と使い方
「frantic」は、「取り乱した」「必死の」「慌てふためいた」という意味の形容詞です。強い感情や緊急の状況で、焦りや不安から動揺している状態を表します。パニックというより、焦って必死に何かをしようとするニュアンスが強いです。
「frantic」を使った例文をみてみましょう。
- She was frantic when she couldn’t find her phone.
彼女は電話が見つからず、取り乱していました。 - We made a frantic effort to finish the project on time.
私たちはそのプロジェクトを期限内に終わらせようと必死に努力しました。 - He gave me a frantic call late at night.
彼は夜遅くに慌てた様子で電話をかけてきました。
「panicked」の意味と使い方
「panicked」は、「パニックになった」「恐怖や不安で混乱した」という意味の形容詞です。「panic(パニックになる)」の過去形・過去分詞としても使われます。極度の恐怖や不安によって冷静さを完全に失っている状態を指します。
「panicked」を使った例文をみてみましょう。
- She panicked when she saw the fire.
火事を見て彼女はパニックになりました。 - The panicked crowd ran in all directions.
パニックになった群衆は四方八方に逃げました。 - He looked panicked when he lost his passport.
彼はパスポートをなくしてパニックになっていました。
「frantic」と「panicked」の違いとは
「frantic」と「panicked」の違いについてみていきましょう。
「frantic」は、強い焦りや不安の中でも、まだ何か行動しようと必死な状態を表します。完全に冷静さを失っているわけではなく、「慌てながらも頑張っている」というニュアンスです。
一方、「panicked」は、極度の恐怖や不安によって完全に冷静さを失い、パニック状態になっていることを示します。自分の行動をコントロールできないほどの混乱を伴います。
まとめ
今回は「frantic」と「panicked」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「frantic」は焦りや必死さを伴う動揺を表し、「panicked」は完全にパニック状態になった深刻な混乱を表します。感情のレベルや状況に応じて、適切に使い分けましょう。