今回は「doubtful」と「cynical」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「doubtful」の意味と使い方
「doubtful」は、「疑わしい」「疑っている」「不確かである」という意味の形容詞です。ある事柄が本当かどうか、自信がない・信じきれないと感じている時に使います。客観的・主観的な「疑い」を含む表現です。
「doubtful」を使った例文をみてみましょう。
- I’m doubtful about his explanation.
彼の説明には疑問を感じています。 - It is doubtful that the event will be held on time.
そのイベントが予定通り開催されるかは疑わしいです。 - She looked doubtful when she heard the news.
彼女はそのニュースを聞いて疑わしそうな顔をしていました。
「cynical」の意味と使い方
「cynical」は、「皮肉な」「人間の誠実さを信じない」「冷笑的な」という意味の形容詞です。人の動機や行動に対して常に疑いの目を持ち、「どうせ自分の利益のためだろう」と考えるような態度を表します。
「cynical」を使った例文をみてみましょう。
- He has a cynical view of politics.
彼は政治に対して皮肉な見方をしています。 - She gave a cynical smile.
彼女は皮肉な笑みを浮かべました。 - Many people become cynical after being disappointed.
多くの人は失望した後に冷笑的になります。
「doubtful」と「cynical」の違いとは
「doubtful」と「cynical」の違いを見てみましょう。
「doubtful」は、何かが真実かどうか分からない・信じきれないという「不確かさ」や「疑い」を表します。中立的または慎重な態度を意味します。
一方、「cynical」は、人間の動機や誠実さに対して否定的・批判的で、「どうせ裏がある」といった冷笑的・皮肉な考え方を表します。感情的で否定的なニュアンスが強く、時にネガティブな印象を与える言葉です。
まとめ
今回は「doubtful」と「cynical」の意味や使い方の違いを解説しました。「doubtful」は物事が本当かどうかを疑う態度を表し、「cynical」は人の誠実さや動機を信用せずに冷笑的に見る態度を表します。同じ「疑い」の感情でも、使われる場面や意味するニュアンスに大きな違いがあるため、文脈に応じて使い分けることが大切です。