今回は「discontent」と「disillusioned」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「discontent」の意味と使い方
「discontent」は、「不満」「不平」という意味の名詞や形容詞です。自分の置かれている状況や環境に対して満足できない気持ちを表すときに使われます。政治や職場、生活環境などに対して不満を感じているときによく使われる表現です。
「discontent」を使った例文をみてみましょう。
- There is growing discontent among the workers.
労働者の間で不満が高まっています。 - She felt discontent with her current job.
彼女は今の仕事に不満を感じていました。 - Public discontent led to protests.
国民の不満が抗議活動につながりました。
「disillusioned」の意味と使い方
「disillusioned」は、「幻滅した」「理想を失った」という意味の形容詞です。何かに対して期待していた理想や信念が裏切られ、現実を知って失望する状態を表します。人や制度、社会に対して理想を抱いていたが、それが裏切られたときに使います。
「disillusioned」を使った例文をみてみましょう。
- She became disillusioned with politics.
彼女は政治に幻滅しました。 - Many young voters feel disillusioned by the government.
多くの若い有権者が政府に幻滅しています。 - He was disillusioned after working in the industry for years.
彼はその業界で数年働いた後、幻滅しました。
「discontent」と「disillusioned」の違いとは
「discontent」と「disillusioned」は、どちらもネガティブな感情を表しますが、そのニュアンスには違いがあります。
「discontent」は、現状に対しての「不満」や「不平」を表します。何かが期待通りでない、満足できないという比較的一般的な不満感です。
一方、「disillusioned」は、もともと持っていた理想や期待が裏切られたことで「幻滅」したという感情を表します。単なる不満よりも深く、失望や落胆のニュアンスが含まれます。
まとめ
今回は「discontent」と「disillusioned」の意味や使い方の違いについて解説しました。「discontent」は現状への不満を示す一般的な表現であり、「disillusioned」は理想が壊れて幻滅した状態を表します。それぞれの感情の深さや背景に注目しながら、文脈に応じて使い分けていきましょう。