今回は「barrister」と「attorney」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「barrister」の意味と使い方
「barrister」は、「法廷弁護士」という意味の名詞です。主にイギリスやその他のコモンロー(英米法)を採用している国々で使われる用語で、法廷での弁論や訴訟を専門に行う弁護士を指します。
「barrister」を使った例文をみてみましょう。
- He became a barrister after years of legal training.
彼は何年もの法学教育の後に法廷弁護士になりました。 - The barrister presented a strong argument in court.
その法廷弁護士は裁判で力強い主張を行いました。 - She works as a barrister in London.
彼女はロンドンで法廷弁護士として働いています。
「attorney」の意味と使い方
「attorney」は、「弁護士」という意味の名詞で、主にアメリカ英語で使われます。法的代理人としてクライアントのために助言したり、契約や訴訟など幅広い法務業務を行ったりします。正式には「attorney-at-law」とも呼ばれます。
「attorney」を使った例文をみてみましょう。
- She hired an attorney to help with the contract.
彼女は契約のために弁護士を雇いました。 - He works as a criminal defense attorney.
彼は刑事弁護専門の弁護士です。 - The attorney explained the legal process clearly.
弁護士は法的手続きをわかりやすく説明してくれました。
「barrister」と「attorney」の違いとは
「barrister」と「attorney」はどちらも「弁護士」を指す言葉ですが、使われる国や制度により役割やニュアンスに違いがあります。
「barrister」は、イギリスなどで使われ、主に法廷での弁護を専門に行う弁護士です。法廷で訴訟を担当する際に依頼されることが多く、通常は「solicitor(事務弁護士)」からの紹介で案件を受けます。
一方、「attorney」はアメリカで一般的に使われる語で、クライアントの代理人として契約交渉や訴訟など広範な法的業務を行います。アメリカでは弁護士の種類を厳密に分けず、「attorney」が総称的に使われます。
まとめ
今回は「barrister」と「attorney」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「barrister」は主にイギリスで使われ、法廷弁護を専門に行う弁護士を指します。「attorney」はアメリカ英語で使われる一般的な弁護士の呼び方で、幅広い法務活動をカバーします。国や法制度に応じて適切に使い分けることが大切です。