今回は「withdrawn」と「antisocial」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「withdrawn」の意味と使い方
「withdrawn」は、「引っ込み思案な」「内向的な」「人との関わりを避ける」といった意味の形容詞です。社会的な場面で距離を置いたり、自分の世界に閉じこもるような性格・状態を表します。性格的な特徴や一時的な気分として使われることが多いです。
「withdrawn」を使った例文をみてみましょう。
- He became withdrawn after the accident.
彼は事故の後、引きこもりがちになりました。 - She is shy and somewhat withdrawn.
彼女は内気で少し引っ込み思案です。 - The child was quiet and withdrawn in class.
その子どもは授業中、おとなしく引っ込み思案でした。
「antisocial」の意味と使い方
「antisocial」は、「反社会的な」「人付き合いを嫌う」という意味の形容詞です。人と関わることを避けるという点では「withdrawn」に似ていますが、「antisocial」はよりネガティブで、ルールを無視したり社会に対して敵対的な態度を表すことがあります。
「antisocial」を使った例文をみてみましょう。
- Vandalism is considered antisocial behavior.
器物破損は反社会的な行為と見なされます。 - He was arrested for his antisocial actions.
彼は反社会的な行動で逮捕されました。 - She prefers to be alone, but that doesn’t mean she’s antisocial.
彼女は一人でいるのが好きですが、それが反社会的というわけではありません。
「withdrawn」と「antisocial」の違いとは
「withdrawn」と「antisocial」の違いについてみていきましょう。
「withdrawn」は、人と関わるのを避ける傾向はありますが、必ずしもネガティブな意味ではなく、単に内向的だったり一時的に元気がない状態を表すことがあります。
一方、「antisocial」は、社会のルールを無視したり、他人に対して有害な行動を取るような、より強いネガティブな意味を持ちます。精神医学の文脈では「反社会性パーソナリティ障害(antisocial personality disorder)」という専門用語としても使われます。
まとめ
今回は「withdrawn」と「antisocial」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「withdrawn」は内向的で他人と距離を置く傾向を表す言葉で、必ずしも悪い意味ではありません。一方、「antisocial」は社会のルールを無視したり、人に迷惑をかけるような行動を示す、より強くネガティブな表現です。状況やニュアンスに応じて正しく使い分けましょう。