今回は「weaken」と「enfeeble」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「weaken」の意味と使い方
「weaken」は、「弱くする」「弱まる」という意味の動詞です。力、影響力、強さ、健康などが徐々に弱くなることを表します。フォーマル・カジュアル問わず幅広い場面で使える表現です。
「weaken」を使った例文をみてみましょう。
- The medicine may weaken your immune system.
その薬は免疫力を弱める可能性があります。 - His argument weakened after the new evidence appeared.
新たな証拠が出て、彼の主張は弱まりました。 - The storm weakened as it moved inland.
嵐は内陸に入るにつれて弱まりました。
「enfeeble」の意味と使い方
「enfeeble」も「弱らせる」という意味の動詞ですが、非常にフォーマルまたは文語的な表現で、特に人や物の力・精神・体力を著しく弱らせることを指します。「極度に衰えさせる」「無力にする」というニュアンスを含みます。
「enfeeble」を使った例文をみてみましょう。
- Years of illness had enfeebled her body.
長年の病気で彼女の体は衰弱していました。 - The dictator’s policies enfeebled the economy.
独裁者の政策が経済を衰退させました。 - Old age enfeebled his mind and body.
老齢によって彼の心身は弱っていきました。
「weaken」と「enfeeble」の違いとは
「weaken」と「enfeeble」の違いについてみていきましょう。
「weaken」は、一般的かつ広く使われる表現で、程度の軽い「弱くなる/する」から強い弱体化まで幅広くカバーします。物理的、精神的、抽象的な対象にも適用可能です。
一方、「enfeeble」は、より強い「無力化」「深刻な衰弱」の意味合いを持ち、書き言葉やフォーマルな文章、文学などで使われることが多いです。日常会話ではあまり用いられません。
まとめ
今回は「weaken」と「enfeeble」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「weaken」は一般的に使われる「弱くする」という表現で、日常的にもフォーマルな場面でも幅広く使えます。一方、「enfeeble」はより強調された「深く弱らせる」表現で、特に文学的・公式な文脈で用いられる傾向があります。状況に応じて使い分けることで、より自然で効果的な英語表現が可能になります。