今回は「wait」と「linger」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「wait」の意味と使い方
「wait」は、「待つ」「時間が経つのを待機する」という意味の動詞です。特定の出来事や人、物を待つときに使われ、受動的に時間を過ごすことを指します。「for」を伴って「~を待つ」と表現することが多いです。
「wait」を使った例文をみてみましょう。
- Please wait here for a moment.
ここで少しの間お待ちください。 - We waited for the bus for 20 minutes.
私たちはバスを20分間待ちました。 - She is waiting for her friend to arrive.
彼女は友達が到着するのを待っています。
「linger」の意味と使い方
「linger」は、「長くとどまる」「ぐずぐずする」「なかなか去らない」という意味の動詞です。何かを待つというよりは、意図的に(または未練があって)その場に長くとどまることを指します。人が場所に残る場合や、香りや感情が長く続く場合にも使われます。
「linger」を使った例文をみてみましょう。
- She lingered at the café even after finishing her coffee.
彼女はコーヒーを飲み終えた後もカフェに長く居座っていた。 - The scent of the flowers lingered in the air.
花の香りが空気中に長く残っていた。 - He lingered at the door, hesitating to leave.
彼はドアの前でためらいながら、なかなか立ち去らなかった。
「wait」と「linger」の違いとは
「wait」と「linger」の違いについて見ていきましょう。
「wait」は、特定の出来事や人を待つことを意味し、目的が明確な場合に使われます。待つ行為自体には意図があり、通常はある程度の時間が経つと終了します。
一方、「linger」は、何かを待つわけではなく、意図的に(または未練があって)長くとどまることを指します。場所や気持ちが長く残るというニュアンスがあり、名残惜しさや余韻を含む場合が多いです。
まとめ
今回は「wait」と「linger」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「wait」は何かを待つことを指し、目的が明確な場合に使われます。一方、「linger」は、その場を離れずに長くとどまることを意味し、余韻や未練がある場面でよく使われます。文脈に応じて適切に使い分けることが重要です。